「安さ」の求め方

ニトリさんの「お値段以上」というキャッチコピーは

本当に素晴らしくニトリの商品を表現している名コピーだと

思っています。と同時にお客様は高い・安いの判断はいつも

「お値段以上」というモノサシで判断をしているのだということも

気づかされます。

例え、100円という値段の商品であっても、お客様自身の価値感の

中で100円以下であると思えば、「高い」ということになりますし、

100円以上の価値があれば、「安い」ということになるものです。




葬儀においても「葬儀」というものが商品である以上、「高い」

「安い」という価値基準は存在します。

特に葬儀という商品の場合はモノの値段というよりはそこで

提供されるサービスの良し悪しが「高い」「安い」という判断の基準に

なっているのです。つまり、歌手のコンサートや演劇などの観覧後に

得るチケット代に対しての満足度に評価としては近いものがあるのでは

ないでしょうか。

おかげさまでフューネは長年高いリピーター率を誇っています。

リピーターになって頂ける価値基準は間違いなく「お値段以上」で

あるからできることですし、これからもお値段以上の満足感をお客様に

提供していかなければなりません。



ところで、今の時代、価格の安さだけを売り物にする葬儀社やネット

での斡旋業者が増えています。確かに「葬儀代20万円」

などという値段のインパクトは高いのですが、果たして満足度まで

高いのかということは本当に疑問の残ることなのです。

いくらチケットが安いと言っても、プロ野球の2軍の試合を観て満足

できるのか。ヒット曲のない歌手のコンサートに行って果たして

満足できるのか。

もちろん、満足出来る方は何も問題はありませんが、多くの方に

とっては満足できないのではないかと思います。

お葬式も同じようなことだと言えるのです。




私たちは「安さ」の求め方を間違えてはいけません。

ご自身にとってお値段以上のことであれば、たとえ一万円のランチでも

安いですし、お値段以下であれば500円のランチでも高く感じます。

この原理原則は多くの方が共感されるはずなのに、こと葬儀の事になる

とこの原則を忘れてしまうお客様多いのは普段から葬儀をこと何も考え

ていない方に起きるどうしてあげることもできない不幸なのです。








最新記事

最新記事

初めての方へ FUNE公式サイト

三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


2024

11

1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

PAGE TOP