他人事

他人事と書いて正しくは「ひとごと」と読みます。

本来は「人事」という漢字で良いのですが、これだと多くの方が

「じんじ」と読んでしまう為に「他」という漢字を付け加えた

のだとか。

そはそれで「たにんごと」と読めてしまう為に本来の読み方の

「ひとごと」と読むことを知らない方が多いのです。




さて、人間は元来、自分にとってマイナスになるような事象に対しては

想定をしたくないという防衛本能が働きます。

災害、盗難、事故、そして「死」・・・

すべては基本的に「他人事」なのです。

多くの人々にとって、身内の誰かが直面した時に初めて他人事から

自分事に変わるものです。

正直、これまでこの「感動葬儀。ブログ」において

「死」に対するリスクを8年以上も読者の皆様に注意喚起をして

きましたが、結局は「他人事」でした。とブログの読者からコメントを

頂くことがあります。

もちろん、すべてを自分事に置き換えていたら、精神的に持たなく

なってしまうと思うのですが、少しでも自分事として考え、行動する

ことが「備え」です。

万一の災害に備えて、備蓄の食料を買っておくことや保険の加入を

している人としていない人。これが自分事と他人事の差なのです。



葬儀の備えというものは遺言・信託・事前相談・生前見積り・

葬儀セミナーと様々な方法がありますが、まずは方法を知って頂くこと

さえも備えへの第一歩なのです。

そして、友人・知人の葬儀の参列する機会をどうか、他人事と捉えずに

自分のこととして頂くことが大切です。

結局のところ「他人事」ではいざという時に慌てるだけなのです。








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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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