真新しい副葬品

フューネにも時折、生まれたばかりの赤ちゃんのお葬式のご依頼が

あります。生まれて間もない赤ちゃんがこの世を去るのは何とも

儚く切ないものです。

本当にあかちゃんのお葬式はやりたくないですね。

特に若い両親において初めての子供であったならば、何とも

悲しく、見ている私たちでも「辛さ」がとても伝わってきます。

赤ちゃんのお葬式の方法は簡易的に赤ちゃん用のお棺を購入され

火葬場に連れていくだけのケースもあれば、大人のお葬式の

ように祭壇を飾り、お寺様に読経をして頂き、儀式を行うケースも

あります。但し、人間として社会的に全く接点の無い状態なので、

一般の参列者が弔問にお越しになられるということはほとんど

ありません。この世での名前さえもまだ決まっていない場合も

あるのです。



赤ちゃんが生まれてくるということは周りの人々にとってもうれしい

ことであり、「期待感」そのものです。

誕生する前に買った真新しい服やおもちゃは「期待感」の象徴みたい

なものです。

それが、使われることなく、一緒にお棺に入れる副葬品になってしまう

のです。

生まれたての赤ちゃんならば、2尺棺か3尺棺で充分の大きさ

なのですが、これらの副葬品を入れるには小さすぎるのです。

あれもこれもあの世に一緒に持って行って欲しい。

そう思うのは親としては当然のことで、それを叶えるにはもう少し

大きなお棺をご用意することもあります。

もちろん、何でもすべて副葬品として入れることが出来るかどうかは

出来ませんが、可能な限りは希望に応えたいものです。








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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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