突然死の衝撃

長い闘病生活や介護の果てにお亡くなりになるならば、ある程度、

「死」についての覚悟は出来ているのですが、昨日まで元気で

普通の生活をしていた人が突然に亡くなるのは近親者にとっての

衝撃は計り知れないものです。

昨日までのことが嘘のように変わり果てた姿での再会は多くの方が

平常心を失うことに繋がります。

突然死は殺人や事故、災害などの原因もあるのですが、ご自宅で

一人でいて突然に心臓が止まってしまい、家族が誰もいなくて

発見が遅れることもあります。

そのような場合、第一発見者は帰宅した家族の誰かであり、

お亡くなりになられた方からすると極めて近い人です。

このような場合、検死をする必要があり、事件性の可能性を警察から

疑われます。

突然死の衝撃でかなり動揺しているところに、警察からの取り調べ

になり、多くのお客様がそのことに憤慨しています。

善良な場合では本当に辛いことなのでしょうが、殺人の場合を想定

しておかなければ初動捜査の誤りで犯人が捕まらないなんてことも

ある以上仕方のないことなのでしょうが、当事者にとってはたまった

ものではありません。



人の死は突然やってくることは多くの人々が頭では理解をしているの

ですが、まさか自分に降りかかってくるとは思っていないものです。

「朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なり」

という浄土真宗の蓮如上人(れんにょしょうにん)と

が残した名文「白骨の御文章」にも記されている人生の無常感は

当事者にならない限り、他人事なのでしょう。

しかしながら、突然やってくる死に対して後悔をしないような人生に

しておきたいものです。






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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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