自宅に帰らない

最近のフューネでお葬式をご依頼されるお客様の大半がお亡くなりに

なられた場所からご自宅に帰らなくなってきました。

現状はピーク時より減ってきたとはいえ、お亡くなりになられる場所の

一位は病院で約80%の割合です。そして、近年増えてきているのが

いわゆる老人ホームと言われる各施設でお亡くなりになられる方です。

国は今後の医療費のさらなる増大や施設不足を補う為に自宅での

終末介護を推奨し始めていますが、まだまだ現実的ではないようです。




自宅に帰らないということはほとんどの場合、お亡くなりの場所から

葬儀会館に直接入られるということです。

葬儀会館に直接入ることの一番の利点は「煩わしくない」

いうこと。ご自宅に帰るということは一定レベル以上はご自宅を綺麗に

しなければならないし、家族以外の他人がご自宅にお越しになられる

ことを煩わしく思っていらっしゃる方が意外に多いのです。

また、自宅に帰れば隣近所の方に亡くなったという事実が知られて

しまうこともあり、近年では家族葬でやりたいという希望の方にとって

敬遠される理由でしょう。

そして、季節的な要素もあります。

特に今の季節は一年で一番暑い時期であり、冷房の効いた葬儀会館

のほうが良いと希望されるのです。

季節的に暑い時期、寒い時期は葬儀会館に直接入られる方は増加

します。




現代において自宅は完全なプライベートな空間だと考える方が

増えています。つまり、家族以外の誰も中に入れたくないという考え方

です。親戚も自宅に招きたくないというニーズがある以上、葬儀会館

の役割は今後もますます、自宅の応接間の延長としての利用が推進

されて行くでしょう。



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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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