時間をせかすお葬式

お客様から葬儀の不満として多いのは、お亡くなりの大切な方と最後の

ご対面をしているのに、「時間ですから」と言われて、急かされた。

ということです。

お葬式の後に、火葬場に行くことが通常のお葬式では、出棺の時間

が定められており、厳密に言えば、火葬場の予約時間というものが

あります。火葬場が混雑をしていると予約時間に行かなければ、最悪

の場合受付をしてくれないというリスクがある以上、予約時間の厳守は

施行を請け負う葬儀社として絶対に逃れられない責任です。

出棺の時間を守ることは葬儀社としての基本なのですが、お葬式には

ハプニングやイレギュラーはつきものです。

お寺様の読経が長かったり、予想外の会葬者の人数で焼香に時間が

かかったり、弔辞が異様に長かったりという場合はどうしても

約束の時間に遅れてしまいます。5分程度の遅れならば許容範囲

ですが、10分~20分の遅れは関係各所に迷惑をかけてしまうのです。

結果的に一番大事な時間を急かしてしまうことになってしまうことは

葬儀社としてもとても心苦しいのです。




フューネではこうした遅れのリスクを最小限にする為に火葬場の

予約時間をお客様やお寺様の動向をしっかりと確認して、予約時間を

調節しています。お寺様が比較的お経が長い場合は表向きは一時間の

お葬式の告知ですが、火葬場の予約時間をわざと30分遅らせて予約する

ことで、お客様を急かして出棺をするリスクを避けています。

長年培ったノウハウを基に一件一件、対応をしているから

出来ることです。

何でも予約時間を余裕を持って取ればよい訳ではありません。

早すぎてもお客様をお待たせすることになってしまいますし、

出棺時間に合わせて関連の業者が動きますから、多くの関係者に迷惑が

かかってしまいます。




時間をせかすお葬式だけはやりたくないという想いは

「感動葬儀。」の基本です。

ルールはルールとして可能な限り尊重し、私たちの努力でお客様の

貴重なお別れの時間を充分に確保しているのです。







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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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