いい葬儀とはの追求

葬儀の仕事をしている以上、この仕事に就いた時から、常に

「いい葬儀」とは何かという追求をしてきました。

お客様にとっての「いい葬儀」と一概に言ってもとても幅広く

喪主様にとっての「いい葬儀」とお亡くなりになられた方にとって

の「いい葬儀」が違いますし、男性にとっての「いい葬儀」と

女性にとっての「いい葬儀」は違うのです。




葬儀会館の黎明期には女性のお身内の方やご近所の方は

割烹着をご持参される方が多くいらっしゃいました。

それまでの葬儀では女性はお茶出しや食事の準備をすることが

役割であり、葬儀会館が出来るまでは大変な労力でした。

葬儀会館での葬儀が増えるにつれて、女性の労力が激減した

ことは多くの女性にとって「いい葬儀」の実現に繋がったと

思っています。




お葬儀に見栄を張ることを競い合っていた時代では立派な祭壇を

飾ることが「いい葬儀」の基準でしたし、会葬のお客様が多ければ

多いほど「いい葬儀」でした。

時代ともにお客様が「いい葬儀」だと思って頂ける価値観は絶えず変化

しています。言い換えれば、現在の「いい葬儀」がトレンドの最先端である

のです。そして、トレンドを作っていくメーカーとしては絶えず時代の一歩先

を見据えた葬儀の提案をしていかなければならない宿命なのです。

フューネは『FU』はfuture(フューチャー・未来)、

『NE』はnext(ネクスト・次の)を表してます。

フューチャー・ネスクトを追求していく企業である以上「いい葬儀」の

追求は必至なのです。



お客様にとっての「いい葬儀」を追求するのは当然ですが、葬儀には

多くの人の縁を巻き込むものです。

ですから、ご縁のあった方にとっての「いい葬儀」もまた追求して

いなかければならないのですが、最近は家族葬と称してご縁のある方

を排除することを「いい葬儀」と思われるお客様が増えている風潮には

少々困惑してしまうのです。









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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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