- お葬式の知識
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「弔問外交」という言葉が存在するようにお葬式の場は人と人が
交差する交差点であり、出会いの場であり、再会の場です。
私の仕事の役得の一つに「同級生と再会」出来ることというもの
があります。
普段は地元にいてもめっきり会わなくなった同級生にも葬儀とご依頼を
頂くことで何十年振りに再会することも出来ますし、地元を離れ
活躍している同級生にも近親者の死によって帰郷しこれまた
再会することが出来ることの多さは葬儀という仕事に就いたものの
特権のようなことです。
本来の「出会いの場」であるお葬式が人と人繋がりの希薄さが近年、
顕著になってきています。家族葬の増加によって弔問客の減少して
いることは説明をするまでもないと思いますが、従来のお葬式に
おいても弔問客は減少しています。
減少している一番の原因は「通夜と葬儀のどちらかに出席すれば良い」
という考え方の方がすごく増えていることだと思います。
昔は通夜と葬儀の両方に出席していた方がどちらかだけの出席により
弔問客は家族葬でなくても減少するのです。
結果的に希薄化に繋がり、人と人との出会いの回数も減少するのです。
元来、お葬式は人と人のご縁や目に見えない絆で結ばれていることを
実感できる場であるのです。
簡素化・簡略化は時代の流れとはいえ、お葬式が出会いの場であること
と考えると多くの人々の人生において少し損をしているように
思うのです。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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