自ら命を絶つことが減らないのは

ここのところ、有名人・芸能人の自殺の報道が後は絶ちません。

誰もが知っている人の自殺での死はやはり影響力が大きく

尊い命を守る立場からすると本当に止めて頂きたいと思うばかりです。

フューネのお客様でもテレビドラマから影響を受け、小学生が複数で

一緒になって命を絶ったという痛ましいお葬式を過去に担当させて

頂いたこともあり、本当にメディアの影響力は馬鹿に出来ないのです。

そのような影響力はメディアも理解をしており、テレビの報道も昔と

比べてソフトになり、また命を守る為の相談窓口の案内を報道と

併せて実施するようになってきましたが、果たしてどこまで効果が

あるのでしょうか。



残念ながら命を絶つ人はゼロにはなりませんが、実は最近では

平成15年の34000人台から20000人台まで徐々に減ってきて

いたのです。自殺者が減少に転じたのは心のケアをする活動が

機能している証です。そして命の大切さを啓蒙する活動が

社会全体で行われてきたという時代背景にあります。

ところが、せっかく減少傾向にあった自殺者数の推移がコロナ禍に

入り、やや増加に転じているのです。

時代の閉塞感からくる経済の打撃や孤独感、先の見えない世の中で

精神的に参ってしまう方が増えていることは間違いのない現実です。



自ら命を絶つ方は何らかの精神的な疾患を抱えています。

私の私見ですが、正常の精神状態では自らの手で命を絶つ恐怖には

勝てないと思いますが、精神の病気が命を絶たせることは

フューネが葬儀を担当するお客様の動向をみていても間違いのない

事実です。そして、自ら命を絶たれた方の死に顔は誰もが

「苦しそう」な表情をしています。

誰もが必ず迎える「死」はせめて、安らかなお顔であの世に

旅だって欲しいと葬儀の仕事を通じて数えきれないほどの

自殺者の死に顔を見てきた私の想いなのです。





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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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