事業継承から20年
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今年、9月30日で私が先代の父より事業を受け継ぎ代表取締役になって20年を迎えます。
20年という時間はあっという間とではなく、私にとってとても長い年月として感じます。
経営者にとって事業の存続は一年一年が真剣勝負です。
真剣勝負を20回も行っているということは、とても労力のいることですし、一年一年がとても濃密です。
そもそも、事業承継のブログを書こうと思ったのは私が体験した事業承継時の会社の窮地はとても厳しい現実であり、それを乗り越えた体験を自分自身が決して忘れることが無いように、そして同時に多くの方に知ってもらうことで、事業承継で悩まれている経営者や後継者の一助となればと思って始めたことです。
実際にこのブログの読者から直接感想を頂くことがこれまでにも頻繁にあります。
「こんな苦労があったんだ」
という共感から、
「私も同じ悩みで苦しみました」
という思わぬ方からの告白も頂き、逆に驚くことになったこともありました。
いづれにしても、誰かのお役に立っていることはとても嬉しいことです。
伊勢神宮の式年遷宮においても「20年」ということが基準です。
「20年」という時間の長さは一世代の時間の長さで、言い換えれば私にとっては事業継承側から事業承継側にステージが変わる転換点を迎えたのです。
これからは会社を後継者に承継することを念頭に置いて、経営者として職務にあたっていかなければならないと自覚をします。
そうはいっても、世襲を考えると私の子供はまだ中学生です。
私にとって社長業20年という節目は丁度、折り返し地点に到達しただけのことかもしれません。
とにもかくにも20年のという時間の間、幸い会社を倒産させることなく、事業を発展してきた実績だけは誇れることです。
20年の間に培った経験を体験をこれからも多くの方に共有できるように事業承継ブログを引き続き続けてまいります。
これからもどうぞよろしくお願いします。