アイデンティティー
辞書によると「アイデンティティー」とは 自己が環境や時間の変化に
かかわらず、連続する同一のものであることと定義されています。
どんな時代になっても変えてはいけないもののことを「アイデンティティー」
と置き換えても良いはずです。
企業において新しい人が入社する度に、確実に伝えていかなければ
ならないのが「アイデンティティー」でしょう。
この部分がブレてしまうことは「惑う」ことの要因になりますし、
惑うことが迷走の第一歩になっていくはずです。
事業承継に重要なことは先代から引き継いだ「アイデンティティー」
を継承者が確実に理解し、社内外に浸透させることに他なりません。
とかく継承者は先代に負けたくないという想いから変えてはいけない
アイデンティティーの部分を変えてしまうという失敗があります。
アイデンティティー以外はどんどん変化を求めても良いのですが、
変えていけないところは先代からしっかり引き継ぐ。
これが正しい事業承継でしょう。