インプットとアウトプット
様々な仕事の世界でも、「人に教えられるようになってはじめて一人前」
と言われます。「教わる」のと「教える」のでは「教える」ことのほうが10倍
難しいものです。「教わる」をインプットとするならならば、「教える」は
アウトプットということであり、アウトプットのほうが難易度が高いと感じる
ものです。実際のところ、多くの経営者もそう感じています。
様々なことを努力して勉強して修業して、インプットしたことを上手に
伝えることの難しさを感じているのです。
実際に「伝える」と「伝わる」ということは大きく違います。
部下に対して、お客様に対して、お取引先を含め関係者に対して「伝わる」
為にはアウトプットの手法が大切です。
基本的に相手に何か伝えるには「話す」ことです。「話す」ことが上手の方は
確かに「伝わる」のです。しかしながら、「伝わる」為にはそれだけの方法だけ
ではありません。「書く」ことも重要な「伝わる」手法です。私のブログは
「書く」ことの「伝わる」の典型例ですし、話が苦手な人は紙に書いて伝えれば
それで良いのです。さらに体を使ったジェスチャーも大事ですし、姿勢、表情も
「伝わる」為にに重要な要素です。
そして、何よりも大切なことは「心」です。
「心」のこもっていない話や文章では絶対に相手に伝わらないのです。
つまりは「心」=「情熱」とも言い換えても良いのですが、経営者にとっては
これは結構大切なスキルの一つなのです。
アウトプットが難しいと思っている経営者が多いのも事実ですが、「心」を
磨くことで、少しでもアウトプットが上手になれば、動かなかった石さえも
動いてしまう、大きな力に変わっていくはずです。
インプットとアウトプットのどちらも大事ですが、バランスよくすることが
最も重要なのは語るまでもありません。