反面教師
反面教師とは「絶対に真似をしたくない」ことであり、多くの場合は
特定の人物を見てそう思うことです。
信長の気性の激しい性格から部下に首を取られたことを反面教師として
秀吉が「人たらし」という方法で天下人となり、秀吉の後継者問題を
反面教師として家康が幕府開設後に御三家を開設し徳川の世が
260年も続いたということは先代の「反面教師」の典型例なのです。
事業承継において、先代の反面教師は多々あります。
自分自身も事業承継時には先代に対する反面教師の塊でありました。
しかしながら、時が過ぎれば、自分自身が反面教師の材料になって
行くのです。
「あの人のあの部分は絶対に真似したくない」
反面教師が業務の改善に繋がっていくならば、それはとても素晴らしい
ことだと思います。
反面、批判だけをして何もしない人は本当に残念な結果になっていくのです。
「反面教師」だと思っていたことも実際にやってみると、「反面教師」では
なかったということもあります。
真実はひとつなのですが、それに気づくことがいかに大切か。
経営は「真実」を確実に捉えて、正しく判断することに尽きると思う
今日この頃です。