賢者は歴史に学び、愚か者は体験に学ぶ
「賢者は歴史に学び、愚か者は体験に学ぶ」
私が好きな言葉として、各地で講演や自己紹介をするときにご披露を
させて頂いている言葉です。
この言葉はドイツの鉄血宰相といわれたビスマルクの言葉ですが、
本当にその通りだと思うのです。
自分の体験というものはすべての事象からすれば、ほんの一部に過ぎず、
歴史や大自然からの教えというものは脈々という続いた法則の中の結果
であるのです。
東日本大震災で津波で命を落とされた方の多くが自分の体験から、津波に
ついて過信をして、逃げ遅れています。
「地震がきたら、とにかく逃げよ」
という先人の教えはまさに歴史に学ぶということであり、いつの時代でも
活きているのです。
次いでにいえば、古くからある神社・仏閣のあるところは、過去の津波でも
被害にあっていない場所であり、神社・仏閣を目指して逃げることは
歴史を尊重することなのです。
経営という点においても、自分自身の体験をもとに判断をすることは
相当、危ういものです。
経営センスというものは確かに自身の様々な体験によって磨かれるものだと
思うのですが、先人たちの失敗から学ぶことや、経営学上の様々な法則は
まさに「歴史」そのものなのです。
事業承継は「歴史」の継続であり、言い換えれば歴史を大切にするから
成功するものが事業承継だと思います。
それを否定するならば、事業承継をせず、一から事業を興せばよいのですから。