批判と肯定
人は何かしらのアクションをすると周りの人々から何かしらの反応を
頂くことになります。
賞賛・黙認・同意・批判などなど。。。
社会的な影響力の高い人ほど、その反応は大きなものになり、
時には自分が思ってもみない評価を受けることに右往左往してしまうこと
があるものです。
組織のトップしか出来ない究極の仕事は「決断」であり、その決断に
利害関係者全員の賛同を得られることは滅多にないことであるのです。
つまり、何かしらの「批判」を受けることは当然のことであり、仕方のない
ことです。
物事がうまくいく為には「批判」に対して全くの無対応ということも何かと
問題が起きるのですが、そうかといって批判に対して過剰に反応していては
結局のところ何も出来ないのです。
「批判」を交わすことの出来る力の源は「自信」であり、自信こそが
物事を進める原動力であるのです。
事業承継後に継承者が行うことにうまくいかない原因は
「自信がない」ということであることが多々あります。
自信がないことが自分自身を窮屈にさせ、本来その人が持っているスキルが
充分に発揮されないものものです。
事業承継する時に「批判」はなかなか厄介なものです。
「先代のほうがよかった」
「昔はこうだった」
という社員の何気ない一言が自信の無い継承者にとってとても辛いことです。
事業承継がうまくいく為にはやはり、少々不満があっても「肯定」をしてあげる
ことがとても大切なことなのです。
「肯定」すなわち、相手を認めてあげることです。
事業承継は当事者だけの問題ではなく、周りの利害関係者の協力もまた
不可欠なのです。