やめる勇気
何事においても、「やめる」ということは「はじめる」ことよりも10倍くらい
難しいものです。
特にパチンコやカジノなのどのギャンブルにおいて勝った後にやめたくても
やめれない、また負けていてもやめられないという状態に陥れば歯車の狂った
状態であると言えます。
事業においても、撤退という「やめる」という選択は本当にエネルギーが
必要です。
撤退とするとなるとこれまでに関わった人に少なからず影響がありますし、
金銭的にも損失を出す結果となる為に本当に勇気が必要なのです。
「やめる」ことがきっちり出来る経営者は事業において成功する確率は
間違いなく高くなっていくはずです。
事業承継において、先代がやめないことが企業繁栄の弊害になって
しまうことがしばしば問題になることがあります。
「やめない」理由は様々でしょうが、後継者の実力不足というものが
主な原因になっていることも多々あるのです。
同時に「やめる」ことでこれまでの自分自身の地位が無くなってしまう
ことを嫌がるケースも多々あります。
私が30歳で社長に就任した時に一番びっくりしたことは、これまでに
まったく考えなった後継者のことでした。
社長に就任したいうことで次に繋げる責任が発生したこと、
そして、それがプレッシャーになるということでした。
やめたくてもやめられないことから逃れる為に、事業承継というものが
あるはずであり、その為に計画的な作戦を練ることが大切です。
「やめる勇気」も先代に持ってもらうことも事業承継成功の重要な
ポイントなのです。