改革と保守
時代の流れ早いもので、この間までブレイクしていた芸人が一年以内に
メディアから消えている現状では、何年もかけて開発した新商品も
瞬く間に消費者に飽きられてしまう危険性があり、それを事業として
運営することの経営上の難しさを多くの経営者が悩みとして抱えています。
企業を運営していくにはその時代、時代の変革や改革が必要であり、
それが無ければ絶対に衰退の道をたどっていくものです。
そうはいっても、これまでに頑張って築きあげてきたものが多ければ
多いほど、変化することに抵抗を覚えるものであり、誰しもどうしても
保守的な考え方になってしまいます。
事業承継を行うことは言い換えれば「改革」です。
それも大企業以上に中小企業の場合は大改革になるのです。
どうせ改革を行うならば、時代に合わせた改革のできる事業後継者の
存在がとても重要なのです。
後継者が先代よりも保守的な考え方を思っている場合は時代の変革に
対応できないことがあります。
ここで大切なのは後継者が怖くて一歩踏み出す勇気ない姿を
「保守的」と間違った見方をしてなりません。
そのような場合は後継者の背中を押し出す役目の人が必ず必要です。
反面、後継者がトップになって瞬間にやりたいことをやりたいように
やろうということの度が過ぎている場合はブレーキをかける役は必ず
必要です。必要なのはわかっているのですが、その匙加減とタイミング、
そして誰が間に入るのかということがとても難しいのです。
「改革と保守」
事業承継の成功にはバランスが重要です。