命がけ

最近、命がけで何かをしたことってありましたか。

日々の生活をしている時は「全力」をふり絞ることはなかなか無いものです。

仕事上の重要な局面において「命がけ」で仕事をしなければ乗り切れない

ことは時折、やってくるものです。

「命がけ」というと大げさな表現だと思う方もいらっしゃると思いますが、

そのような方は「全力」という言葉に置き換えたほうがしっくりくるかも

しれません。




企業にも命があり、命を存続することは文字通り「命がけ」のことです。

命を繋いでいくことが「命がけ」である以上、自分自身の命も含めて、

会社の命を守ることは一瞬の手抜きも油断もあってはならないのです。

しかしながら、事業承継の場面を傍から見ていると、とても「命がけ」で

取り組んでいるとは言い難いケースがとても多いのです。

「仕方なしに」「兄弟で男が自分だけだから」「ほかに跡継ぎがいないから」

などという言い訳を継承者の口から飛び出る度に、腹が立つのです。

母が偉大なのは子を産む時に命を懸けて産むからであり、命を懸けるという

ことは「不退転の覚悟」がそこに存在するのです。

ですから、そこにどんなことがあっても「言い訳」なんかは存在するはずは

ないのです。



前述のとおり、「命がけ」という言葉は大げさだと思う方もいらっしゃると

思いますが、混沌とする世情の中では企業のトップが命を懸けなければ

守れないくらい厳しいのが実情です。

そして、「命がけ」の方は行動は鬼気迫るものがあり、「強さ」の象徴です。

元来、事業承継とは「命がけ」で行うものなのです。

事業承継に命をかけなければ、成功は勝ち取ることはできないのです。





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