祖業を忘れない
今年、創業65周年を迎える弊社は地元愛知県豊田市において多くの市民から
「葬儀社」として認知をされています。地域の方から葬儀といえば「フューネ」と
言って頂けるブランド力は先代からの功績のおかげであり、深く感謝すること
の一つです。
しかしながら、弊社の65周年の歴史においてはじまりは小さな小さな花屋さん
でした。家業である「花屋」という仕事を初代・2代目と受け継いで守ってきて
3代目である私の父が「花を売る為にどうするか」という考えから、生花店の
一部門として葬祭部を立ち上げ、その事業がいつしか企業の大黒柱になり、
今日に至っています。
「祖業」である生花店が本業であることは今も昔も変わらないのですが、
世間一般の弊社に対する見方は「葬儀社のフューネ」です。
敢えて正しく修正させて頂くならば、「花屋もやっている葬儀社のフューネ」
という表現が現在の弊社の企業活動を表現するには最適な言葉ではない
でしょうか。
時代のともに、時代の変化に伴ってお客様のニーズも変化し、そして現代
はさらなる多様化をしています。
その時流に乗って企業を存続していく為の変化は必定であり、変化に
対応出来ない企業は衰退をしていく運命にあります。
事業承継においても、先代から受け継ぐ事業をすべて継続していくことは
とても難しいことです。
弊社においても収益の柱は「花」から「葬儀」にシフトしていますが、
「仏壇業」「広告業」が収益の柱になりつつある現状を鑑みるともしかしたら
私が次世代に事業を承継する時は「葬儀業もやっているフューネ」になって
いるかもしれないのです。
弊社において社員教育でも大切にしているのは「祖業である花屋の精神を
忘れない」という観点です。
花屋出身の葬儀社であるということを忘れなければ生花や祭壇の質が劣化する
ことはないでしょうし、先人に対する感謝を忘れないはずです。
弊社において「花屋」が本業であるという精神性と「葬儀もやっているいわれる
フューネを目指して100周年を目指して邁進していきます。
生花店からの65周年のあゆみがご覧いただけます。
よろしければご覧頂けると幸いです。