後継者として絶対に必要な5つのスキル PART2
それでは「➀考える能力」から説明をします。
これは社長というより、人間として持つべきスキルだといえますが、
社長に考える能力がなければ経営は成り立ちません。
事業を立ち上げるにしても、売上を伸ばすにしても、試行錯誤して考える
ことが重要です。その上に最良と思うことを実行する力が絶対に必要です。
考えて生まれた結論は「知恵」ともいいます。
経営をしていくには一定レベルの知識は絶対に必要ですが、「知恵」を生み出す
力が無ければ、発展や苦難にぶち当たった時に問題解決ということには
なりません。
そして、知恵を働かせるには「経験」も必要です。
机の上だけの勉強でいくら知識を頭の中に詰め込んでもあまり役には
立たないのです。
社長は社内の誰よりも考えていなければなりませんし、考える範囲も誰よりも
広いのです。
現在のことも未来のことも、最悪のシナリオも夢も希望も考えることが大事です。
時として自分自身で考えることに疲れてしまったり、塞ぎこんでしまうことも
ありますが、そのような時にどのようにして気分転換するのか、誰に相談する
のかということさえも、考えておかなければならないのです。
そして、考えがまとまらなければ絶対に「決断」が出来ないのです。
決断をすることはトップがしなければならない仕事です。
経営は決断の連続であり、スムーズに決断をするには常に考え
続けなければなりません。
「考える能力」は後継者として絶対に必要な5つのスキルの中でも
一番重要なことです。