決断と決心
経営者の仕事の中で特に大切なものは決断です。
決断とは意志をはっきりと決定することなのですが、本当の意味を考えると
「捨てる」ことそのものです。「断」という字の如く、断ることを決める訳
であり、決めたこと以外のことはすべて捨てるという心構えなのです。
「決断」とは基本的に二者択一であり、「やるか、やらないか」といった
意味合いの判断をすることなのです。
同様に大切なものに「決心」があります。
決心とは読んで字の如く、心を決めることなのですが、心を決めた後に
捨てるという意味合いの強い「決断」と違い、捨ててない分だけ、後から
修正を出来るのです。
しかしながら、経営者としての理想形は「決断」という意味合いと「決心」という
意味合いはイコールでなければならないと思うのです。
経営はそもそもシンプルなものです。
「良いか、悪いか」
大前提としてこの基準で考えて「やるか、やらないか」
と決断していくことに尽きるのです。
そして、心を決めて勇気を持って、信じて前進することだけです。
シンプルに考えられない人は「決断」が出来ていないだけでなく、「決心」も
ぐらついているものです。