「結」起承転結

報告をするときの大原則は結論から述べることです。

結論をまず、伝え、それから理由を述べること。

なぜなら、報告を受ける側にとって、報告の如何によっては理由はプロセスは

どうでも良いことがあり、結論のみを聞きたいのに、長々と理由を述べられる

のは時間の無駄としか言いようがありません。

裁判所での判決においても主文(結論)を冒頭に述べてから、判決理由が

述べられます。裁判の当事者においては一刻でも早く結果を知りたいのは

当然であり、その結果は時として自身の生命までも奪われる結果なのですから、

結論は迷わないように伝えるのは大切なことです。

実際に死刑判決などの理由は一時間以上述べられることが多いのですから、

いかに結論からの述べることが重要だと思います。




人間の脳には男性脳と女性脳があります。男性脳は結論から知りたがる傾向が

あるのに対して、女性脳はストーリーやプロセスから語りだす傾向にあります。

女性のほうがドラマや小説などにはまる人が多いのは脳の影響が大きいのです。

そうは言ってもやはりビジネスの世界では結論からはっきりと述べることが

重要です。しかも、話す順番「結」起承転ではなく「結」起承転結でなければ

ならないと思います。

つまり、最初と最後に結論を言うこと。最初と最後の言っていることが同じで

なければ、そもそも報告の内容がブレていることに他ならないのです。




報告を受けるほうも、報告をするほうも「結」起承転結を意識することで、

双方の信頼感が増し、またブレない会社となっていくのです。






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