PDCAサイクル
経営とは何かと語る時に必ずと言っていい程、登場する「PDCAサイクル」は
とても大切です。(plan-do-check-action)は、1.Plan(計画):
2.Do(実施・実行): 3.Check(検証):4.Act(改善)を繰り返す
ことによって業務をよりよいものに改善し続けるということです。
経営の教科書にも必ず出てくるPDCAサイクルですが、いざ実行しようとして
うまくいかない人が多いものです。
うまくいかない人の共通した問題は.Check(検証)が不十分なのです。
つまりは「やりっぱなし」という人がうまくいかないものです。
何かのプロジェクトやイベントなどで「反省会」と称した飲み会などが
ありますが、本来の「反省会」をしっかりとしなければ、絶対に次に
繋がりません。
充分すぎる検証が改善提案となり、それを愚直に実行する力こそ、
企業の活動であるはずです。
事業承継においても、PDCAサイクルは非常に有効です。
思い付きで事業承継は絶対に失敗します。
しっかりした継承の計画を内外に示すことは重要ですが、事業承継に関わる
細かいことひとつひとつをPDCAサイクルに当てはめてみることが大切です。
そして、不具合を素早く検証して改善することがとても大切です。
事業継承に伴うことははっきり言って「不具合」の塊です。
先代との価値感の違いはまともに不具合になってしまいますし、
事業承継に伴う組織の変更は必ずと言っていいほど、「不具合」をもたらします。
不具合なしの事業継承はありえません。ならば、不具合をひとつ楽しむ余裕も
欲しいものです。
そして、不具合を修正した時に新たな価値が出来上がっているのです。