総務力
社長になる為のスキルの中で「総務」ということはとても重要なことです。
総務担当の役員や部長という総務の責任者がいてもいなくても、最終的に
社長が総務の責任者であることに間違えようがないくらい社長の仕事の中で
総務にかける時間は多いものです。
「何でも屋」「雑用係」というイメージもある総務の仕事ですが、そのイメージで
片づけてしまうのは総務という仕事の本質を見失ってしまう危険性があるのです。
社長が絶対に総務の仕事をしなければならない最大の理由は総務の仕事の
本質が「社員と経営者を繋がる為」だからです。
冠婚葬祭・福利厚生・従業員の健康管理・・会社行事、イベント業務
・社内・社外広報・地域との渉外・社会貢献活動などのおよそ総務の仕事と
呼ばれるこれらの仕事は経営者と社員の距離を短くし、信用・信頼につながって
いくのです。
ですから、社長が率先してやらなければならないことなのです。
後継者になる為に、資格や技術の習得をすることばかりを優先してしまうことで
総務力を後継者に全く習得しないことは事業継承の上では間違いのことです。
総務力の高い社長の会社は社員にとって絶対に働きやすい会社でしょう。
中小企業であればあるほど、社長の総務力が経営上においてとても重要な
要素です。