消費
コロナ禍という未曾有の危機において、命を守ることが第一ですが、
その副作用としての経済の危機はまだまだ収まることは難しいようです。
世界的に不景気になっている現状の中で一刻も早く好循環になっていくこと
を願ってやみません。
コロナ禍という社会情勢の変化の中で、わずかな国民の「消費」という行動に
制約はかかることで簡単に不景気になることをまざまざと見せつけられた
一年でした。言い換えれば、経済を活性化される方法は「消費をする」という
行動以外には方法はありません。仮にコロナ禍が収束しても少子高齢化の波の
中で消費行動は減退していくことは避けられませんし、コロナ禍で推進された
テレワークは収束度の未来において消費活動に大きく影響を与えることは
必定です。
また、AIやロボットはいくら優秀でも、食事をしませんし、服もいらない
ということで消費活動はしないのです。
経済を回すということは消費をすることに注力することで、会社を経営する
ということは自社の商品やサービスをいかに時代に合わせて世の中に出して
顧客に消費をして貰うかということです。
これからの経営者というのはこれまで以上に人々が消費をする仕組みを
作ることができる人しか務まらないのです。
高度成長期やバブル期の日本では消費ということについてほとんど無策でも
勝手に物が売れた時代でしたが、先代の頃とは違う社会環境の現代において
後継者は消費を創り出す能力の有無は経営者の資質の中でかなり重要度が
高い項目になってきているのです。