倒産した会社の8割は神棚が無い
倒産をした会社の約8割は神棚がなかったということを聞いたことは
ありますか。ある調査会社から情報だそうですが、この話を聞いた時に
なんとなく、「そうだろうな」と妙に納得をしてしまいました。
よくこの話を聞いて慌てて神棚を買いに行く経営者もいると聞きますが、
神棚を買っただけで倒産を免れるほど、ビジネスの世界は甘くないですよね。
世の中何でもそうですが、他力本願はいけません。努力が大切です。
高度成長期の日本ならビジネスを始めて、それなりに努力して働ければ
業績は努力に比例してきましたが、現在の日本ではちょっと努力したくらいでは
業績がプラスになるどころか場合によってはマイナスになることさえもあります。
高成長期やバブル期を経験した先代よりも現在、後継者として社長になっている
人は業種を問わず大変な思いをしている人が多いのです。結果的にこれが
後継者不足の一番の要因だと私は思っています。
さて、神棚が会社にあるということは単に神頼みをするということでなく、日々
感謝をする習慣が身につくのです。
私は神棚がある会社のほうが倒産をしにくいという根拠といえばこれに
尽きると思います。「自分が自分が」という利己主義ではなく、他人を思いやる
「利他の心」は経営していく上で絶対に必要なことだと信じています。
「利他の心」の象徴が神棚なのです。
他にも神棚があると規律が正しくなります。
神様に感謝や挨拶を日々するという行為から会社にとって素晴らしい規律が
生まれてくるのです。
結局のところ、神様や仏様の「おかげ」で生かされることで「おかげさまで」
という心持ちになり、謙虚さ生まれ「感謝」や「挨拶」に繋がり、
それがやがて信用に変わっていくからこそ、物事がうまくいくのです。
後継者を教育するには仕事の技術の伝承はもちろんですが、技術やノウハウの
前に感謝の心や挨拶の重要性をしっかりと受け継いで頂かなければなりません。