服部 翔の奮闘記
葬祭プロデュース部 設営・プロデュース室 服部 翔
無心になれるのは花を挿す時
服部社員は、ミステリアスでつかみみどころがない人だが、一度お客様の懐に入ると、心をつかんで離さないと言う不思議な魅力を持つ。フューネのダークホース的存在だ。
入社は2015年。服部26歳の時だ。前職は携帯電話のショップ店員。さすがに携帯電話については詳しく、スマホのトラブル時にはフューネの社員から大いに頼られている。
名城大学法学部卒。少年時代は法律家を目指していたという。それがなぜ葬儀社に?と聞くと、「叔父が亡くなった際の葬儀がとても素晴らしく感銘をうけたから」とのこと。
葬儀知識ゼロの服部が最初に教わったのは、「花挿し」という祭壇を造る仕事だ。約一年半、厳しい先輩の元で修業した。最初は花の名前も種類も知らなかった服部だが、今では大きな祭壇も手掛けるまでに成長した。
「花を挿す時は無心になれるので一番好きな時間です。」と、はにかみながら語る姿に彼の自信が垣間見えた。
営業成績トップクラスの訳は
病院のお迎えから葬儀の打ち合わせ、通夜・葬儀の司会や、葬儀後のケアまで一貫して携わり、お客様に寄り添う。営業成績はトップクラスだ。高齢のお客様からは孫のように可愛がられ、時には「いい人見つけようか?」などと言うお声も掛けられるそう。
仕事でのこだわりは何ですか?の問いに、「お客様に合わせることです」、ときっぱり。「いろいろなタイプのお客様がいらっしゃるので、どういう対応がふさわしいのか、臨機応変にアプローチの方法を考えます。時々間違えて大変なことになっちゃいますが(笑)。まだまだですね」と少し自信なさげに語るが、お客様と真剣に向き合っていることが営業成績に表れている事はひしひしと伝わる。
実は温かいハートの持ち主
普段の服部は、感情をあまり表に出さずクールなイメージだが、実は「優しい人」と言われることが多い。後輩からは、面倒見がいい先輩として慕われている。確かに子供好きで動物好きと言うだけあって、淡々とした印象とは違い温かいハートの持ち主なのだろう。
現在一人暮らし、ご飯は自炊と言う。「僕にとっては料理が息抜き。今日頂戴したクレームとかいろんなことを考えずに調理に集中できますから」。